スピンドルシャフト

1回目の研磨→焼きバメ(ローター、バランスリング)→2回目の研磨

Ф140×1400Lの品物です。

 

1回目の外径研磨

動バランスと外径精度が重要な為、センター穴研磨をします。

研磨3カ所 左から

バランスリング部Ф120+0.059~+0.037

ローター部Ф100.09±0.01

バランスリングФ99+0.059~+0.037

 

モーター部とバランスリングをはめる部分を研磨しているところです。

 

2回目の外径研磨

2回目の外径研磨では焼きバメしてきたローター部、テーパ部も研磨していきます。

研磨7カ所 テーパ1か所 端面(ツラ)2カ所 左から

Ф115 0~-0.0075

テーパー 1/15

Ф126 ±0.01

Ф130 +0.0075~0  (端面有)

Ф120 +0.0075~0

Ф109.2 0~-0.022  (モーター部)

Ф60 +0.0065~0  (端面有)

Ф40 0~-0.025

 

 

ベアリング部は公差が+0.0075~0と厳しい公差になってます。

テーパの角度は1/15で、ブリューペーストを使いゲージとのあたりは80%以上確保してます。

メーカーからの厳しい要求に、しっかり対応しております。

 

振れないように1回目の外径研磨、2回目の外径研磨ともに粗研で+0.05にしてから仕上げています。

 

 

完成しました。

 

動バランスは2g以内です。

真円度・同芯度は0.005以内です。

検査書も添えて渡します。

月産60本くらい加工してます。